脳梗塞後の世界で生きる日記

患者視点でリハビリについて情報発信します

脳卒中と障害者福祉


脳卒中を患った場合、リハビリテーションなどの治療により機能・ADLの改善を目指すことができます。しかし、それでも麻痺などの後遺症が残存することがあります。そのような場合でも、心身に障害がある方が、地域社会の一員として自立し、生活するための国・県・市による各種制度があり、基本的なものを簡単に紹介していきます。

 

1.身体障害者手帳

障害の程度によって、1級から6級までに区分される

 

対象者:肢体(上肢麻痺、下肢麻痺 等)

    音声・言語・そしゃく障害(嚥下障害、言葉が話せない失語 等)

    視覚(視野が欠損する同名半盲 等)

 

☆受けられるサービス☆

 

自立支援医療】厚生医療、基本的には該当する内容はなし

 

【重度心身障害者医療費助成制度】 

対象者:身体障害者手帳 1-3級 等

内容:病院等で診療を受けた場合の医療費の助成。たいていは無料

   ※所得制限あり

 

2.精神障害者保健福祉手帳  

障害の程度により1級から3級に区分される

 

対象者:てんかん

    認知症などの脳機能障害(高次脳機能障害など) 

窓口:市町村の障害福祉

有効期限:2年

 

☆受けられるサービス☆

 

自立支援医療

 内容:通院治療を受けている場合の医療費(薬剤費含む)の自己負担を軽減する

 利用者負担:原則1割

 

【重度心身障害者医療費助成制度】 

対象者:精神障害者保健福祉手帳 1-2級

内容:病院等で診療を受けた場合の医療費の助成。たいていは無料

   ※所得制限あり

 

 

※ 注意事項

わかりやすさを重視し、大まかな内容を記載しました。詳細は市町村の障害福祉課や病院の社会福祉士にご相談ください。