病気になって、前を向くより後ろを振り返ることが多くなった。
それほど前が長く続いているイメージが持てないのかもしれない。
大学生の頃、人好き合いが苦手な私は本で人の気持ちを学んでいた。
最近、その本を振り返ってみた。
当時は、全然その人が考えることやその人の行動がなぜそうなるのかを全く想像できなかった。今は何となくその人なりの優先順位みたいなものがぼんやりとイメージできる(当然、合っているかはわからないが)。
すると何となく、その人が置かれた状況を合わせると、どう行動するかが予測でき、イメージとしてわいてくる。
昔、がむしゃらにもがいていたことも、積み重なって蓄積していたことが、無駄ではなかったと自分を肯定できるのも悪くない。
さて、私が学んでいた本、9つの性格を当時整理ものを修正し、記録のために以下に記載してみる。
自分は合理性に基づき物事を考える方だ。行動原理を考え、合理性で説明しようとするとできない人々がいる。私なりに解釈するなら、人には9つの欲の表現がある。それぞれの欲に対しては合理的なのである。それを知ると付き合い方が少し楽になる。
まあ、今は、うまくやろうとすることをやめてしまったのだが。。
そして、個人としての欲と別に、集団(関係性の中で)で方向づく欲もまた新しい視点を与えてくれるが、それはまた後、社会人となり管理職を経験した後の話。
タイプ1. 完全でありたい人
別名:裁く人、規範となる人、潔癖な人、きちんとした人
完全であるには英雄的な努力が必要だ。私はまだそこに至っていない
私の周りの人物では:K部長、家庭内での妻
<概要>
自分の中に厳しい批判者が住んでいて、その批判者があなたの考え、言葉、行為をすべて監視している。批判者はすべてにおいてまだまだ改善の余地があるとささやいてくる。
関心が仕事の手順を改善したり間違いを正したりして、すべてが正しい所に収まったときに感じられる、小さな勝利を得ること。
向上しようと努力する同僚には温かい理解を示す。
認めてもらいたいという気持ちが強いが口には出さない。
一般論を嫌うのでできるだけ具体的な話をする。
<行動>
- 間違いや訂正すべきところに注意が向く
- 正しいか間違っているかで物事を判断する
- 常に心の中で、考えや行為に批判の眼を向けている
- うわべは平静だが、心の中には正義感からくる怒りがたぎっている
- 物事を正しく行ったかどうかが気になり、批判に対して敏感である
- 厳格で過度に抑制が働いている
- 完全を目指している
- 自分を頼りにすることに価値を置いている
- 正しいことをしていると思えばそれだけでいい
- よい人間であるよう常に心がけている
- 責任感が強い
- 楽しみを後に伸ばす
モットー 規則を見つけ、それに従う
基本的な考え 良い人間とは自らを向上させる人である
気になる事 どこかに誤りはないか
ものの見方 無意識のうちに心の中にある完璧さの基準に照らし合わせる
欠点 グレーゾーンを認められない
成長するには 正しい道は一つでない
心がけよう 寛大になる - 間違いは成長過程の一つだと認める
歪み 怒り
美質 平静-白も黒も表裏一体である事を受け入れる
励みになるもの 完璧な質
上司になると 道徳的な見本を示して指導する。倫理に裏打ちされた理想主義を行動規範にしており、他人にもその指針を実行するよう求める。自らの行動も、非の打ち所がなく見える。
他者の目に映る姿 堅苦しい、きちんとしている。礼儀正しい。常識的
衝突のパターン 「私は正しい、あなたは間違っている。」批判的なものの見方に固執する。規則や法律をよりどころにしたがる
アドバイス 「怒ってもいいのだ」という事を心に留めておく
傾向
良い面 「徳はそれ自体が報酬である」と考える。
責任感が強い。自らが見本となって正しく行動し、掛け値なしの努力をしてみせる。しかも褒められようとしてやっているのではない。
悪い面 何事にも改善の余地が見えるため、他人からすると、自分が過ちを犯しているような気にさせられる。同僚から見ると結果も見ずに批判ばかりしているように映る
良くも悪くもある面 自分が明らかに正しいと思うと、同僚にも「君のためだ」といって、あれこれと改善点を指摘する事がある
安定時 楽しさを求め計画する人の肯定的な面
内なる批判者が姿を消し、積極的な計画が浮かんでくる
ストレス時 特別な存在であろうとする人の否定的な面
怒りが悲しみや憂鬱に変わる。間違いだらけの世の中で、必死になっている自分が馬鹿らしくなる。
タイプ2. 人の助けになりたい人
別名:応援する人、支援する人、神の右腕、影の実力者
彼らは私がいないとやっていけない
私の周りの人物では:本当に人が好いH先生
<概要>
主な関心は、人に親切をほどこすこと、そして相手からそれに見合うお返しを受けることにある。助けを求めている人々に対して、まるで餌に惹きつけられるように魅力を感じる。
<行動>
- 自分にとって大切な人の要求に注意が向く
- 与えること、助けることに価値を置いており、「人々は私の助けに頼っていると考える」
- 与えたからには、自分を認め、受け入れて欲しい
- ときどき利用されていると感じる
- 自分自身の要求を表現するのが下手だ
- 自分を表現することが、大切な人を喜ばせることになる
- 人を操作する。間接的なやり方で、自分の要求を満たそうとする
- 陰の実力者となるのが好きだ
モットー 人が成功するには、すぐれた補佐役の存在が欠かせない
基本的な考え 他人は私の助けを頼みにしている
気になる事 他人が必要としているものは何か
ものの見方 他人の好き嫌い、希望、夢などを、常にチェックして観察する
欠点 自分自身の要求に無自覚である
成長するには 他人の評価に関わりなく自分に誇りを持てるようにする
心がけよう 無償の奉仕と、見返りを求めての援助を区別する
歪み 他人に必要とされる事で満たされるプライド
美質 他人にどれだけ必要とされているかを客観的に知る謙虚さ
励みになるもの 他人を通してではなく、自分自身のために行動する自由
上司になると 他人とのかかわりを、すべて人間関係とみなす。
顧客の要望にこたえること、良い協力関係を築く事、スタッフの育成に尽力する事が大切だと考える。
「これだけ部下の気持ちを考えてやっているのだから、自分は感謝されるべきだ」という思いがある
他者の目に映る姿 優しい。好感が持てる。常に他人を助けようとする
他者の要望を話題にする一方で自分の欲求は表さない
アドバイス 他人から必要とされたいという望みを察知し、さりげなく応えてやる
傾向
良い面 他者にとっては特別に目をかけてくれるよき理解者
悪い面 「助けが要らないなら自力で解決しなさい」という突き放した態度にも見える
良くも悪くもある面 何もいわずに援助をやめてしまうことがある
安定時 特別な存在であろうとする人の肯定的な面
本当に必要なものを自覚し、人を助ける事意外に、独創的なやりがいのあることをみつける
ストレス時 強さを求め自己主張する人の否定的な面
徹底抗戦の姿勢をとる。援助をしても効果がなくあからさまな操作にも失敗すると、手立てがなくなって落ち込んでしまう
タイプ3.成功を追い求める人
別名:目的を達成する人、ことをどんどん押し進める人、即断の達人
勝利を収めなければ意味がない。敗者に与えられる褒美はない
<概要>
自分が何かに向かって突き進んでいるうちは安心できるが、行動をとめるのが怖い。
ステータスの高い仕事を望み、前進の余地が十分にあり自分より優れた人間がいないところを望む。猛烈社員の典型。状況に応じて自分のイメージを変える。
他人の話題をさらって自分の話題にしてしまう。
私の周りの人物では:I部長?
<行動>
- 職務を成し遂げることに注意が向く。遊びの場合でも同じように結果を重視する
- やり方ではなく最終結果が大事である。
- 物事を成し遂げ、成功することにアイデンティティを見出す
- 実績に基づいた評価を望んでいる
- イメージは重要である。外見はよいほうがいい。何でもできる人間に見られたい。
- 感覚に重きを置かない。感情は仕事の妨げになる。
- 自分のイメージを職場での役割にあわせる。
- 仕事を妨げるものに怒りを覚える。
- 成し遂げなければという重圧を常に感じて、気がせいている
モットー 今していることが私自身である
基本的な考え 世界は勝者のためにある
気になる事 仕事、目標、結果
ものの見方 かつて別のケースで成功した方法を現在取り組んでいる方法に当てはめる。
欠点 失敗
成長するには 感情を自覚できるようにする
心がけよう 仕事ができるというイメージをはかるよりも、仕事の過程そのものに打ち込む
歪み 能力以上のことができるという過大なイメージを作り上げる傾向がある
美質 正直、自分の本当の能力を知る
励みになるもの 可能性
上司になると 「背中に足跡をつけられたくなかったら、俺の前をあるくな」典型的な会社人間。機械的に働き、成功に向かって前進あるのみ。質より量を重視する。スタッフはついていくのに苦労する
他者の目に映る姿 エネルギッシュ。楽観的。行動派リーダー。その職業における見本のようなタイプ。
衝突のパターン 周りの人間からすると、いいように使われているように感じる。
命令し、人を使い、リーダーシップを採るばかりで、人の意見を聞かない。人と一緒に仕事をしていても、相手の事をまったく顧みない。
アドバイス このタイプと仕事をするときはさりげなく休みを入れるよう取りはからう。注意を促したいときは、「これでは成功しそうにない」という言葉が大いに聞く。そして、そのあとに、建設的提案をする。
傾向
良い面 自信にあふれ、前向きなイメージを押し出し、より良い結果を目指して精一杯努力する。また、周りの人々にもやる気を起こさせる。
悪い面 その場その場で自分が有能だというイメージを演出する。そのために場合によっては、他人への配慮がないように映る。特に他人の感情など眼中にないように見える。普通の人以上に物事や結果にこだわる気持ちが強い。
良くも悪くもある面 自分の役になりきる。そのため、時として、一緒に働く人を混乱させる事がある。協力しあう事が求められるときには協力者となり、サポート役が求められるときには助っ人となる。しかし、事情が変われば、競争相手にもなる
安定時 安全を求め慎重に行動する人の肯定的な面。
感情を自覚できるようになる。立ち止まって考え、逆に言えば、そのために疑問や不安が生じる事もある。
ストレス時 調和と平和を願う人の否定的な面
できるだけ忙しくないと落ち着かないので、何もしないでいる時間はストレスの大きな要因となる。暇なときは、何とか忙しくしていようとするために、些細な事にまで注意を向ける。
4. 特別な存在であろうとする人
別名:選ばれたもの、達人、特別な人
何かが足りない、それをぜひとも手に入れたい
私の周りの人物では:華やかなOB
<概要>
関心はまだ手に入っていないものの中で最高のものを求めて、常に移り変わっていく。
「誰それと同じ」に扱われる事を嫌う。感情に走りやすい。
洗礼された身のこなしや服装を好む。彼らがいきずまりを感じていても「がんばって」と声をかけてはいけない。すぐに立ち上がってゴールを目指せと強要しない。「しばらく好きにしていなさい。その気になったら戻っていらっしゃい。」というのが一番いい薬になる。もてるタイプ。もしくは、もてたいという傾向が強い。
人の視線を常に気にする、派手気味。思考的な回路がない人
<行動>
- 自分の持っていないものに注意が向く
- 何かが手に入ったかと思うと、今度はすぐに手の届かないものが気になる。
- 自分が特別で選ばれた人間だと感じる。苦悩が自分を他の人々と違う存在にしている。
- 捨てられているという感覚が強い。自分を「人から愛される人間ではない」と思う
- 他人とりわけ苦しんでいる人に、感情移入する
- ロマンチックで、芸術家思考である
- 普通だと思われることに抵抗を感じる。私は違っているという思いがある
モットー 半分しか入っていないコップを一杯にする
基本的な考え 隣の芝は青い
気になる事 何かが欠けている
ものの見方 無意識のうちに手に入らないものを美化してしまう。一方、手持ちのものは見劣りすると感ずる。
欠点 現実に満足できない
成長するには 平凡な幸福を見つける
心がけよう 平凡さを受け入れる
歪み 羨望-幸せな他人が持っているものを自分も手に入れなければならない
美質 心の平静-感情の浮き沈みを均す
励みになるもの 心からの結びつき
上司になると 鋭い眼識と独特な感性。二番煎じではやる価値がない。
「ただの広告などではない。感性の転換だ」
他者の目に映る姿 「趣味がよく個性的」から「仰々しくてとっぴ」まで。
ユニーク
衝突のパターン 意欲的に取り組んでいるのに理解されない、あるいは過小評価されると傷つく。
アドバイス 大勢の中の一人でいいのだと自覚する事
傾向
良い面 他人を理解し、共感を覚える。厳しい状況でも努力を惜しまない。
悪い面 他人を物足りなく思う。常に満足できず、要求がエスカレートする。
良くも悪くもある面 他人に対して、まだ親しくないうちは心惹かれるが、親しくなると関心が薄れる
安定時 完全でありたい人の肯定的な面へ
感情に左右される事なく先の見通しをもつ
ストレス時 人の助けになりたい人の否定的な面へ
われを忘れて他人の賞賛を得ようとする
5. 知識を得て観察する人
思考は物質よりも重要だ
私の周りの人物では:自分?
<概要>
傍観者的な視点を持っているので非常に多くの行為がくだらないことに思える。
あからさまな競争や直接的な対決が必要な仕事は鬼門である。
秘密主義。無表情なため、誤解されやすい。
人とのコミュニケーションに疲労を感じるので、彼らにとって雑談は時には拷問をも意味する。ほんの小さなしるしが精一杯の好意の表明。
共通の知的な話題を持っていって会話をする
<行動>
- 普通以上にプライバシーを必要とする
- 参加することよりも、観察することに注意が向く
- 物事を理性で捉えようとする
- 感情的な揺れがほとんどない
- 外界を騒々しく感じ、できるだけ自分の邪魔をされないようにしている。
- 要求は減らし、欲望は抑える。
- 自分だけで何でもできる
- ため込む傾向がある。時間もスペースもゆとりを作り、エネルギーも知識も蓄える。
- 自分を周囲から区画する
- 優れているとみられるが自分では劣っていると感じている。
モットー 知識は力である
基本的な考え 現実は純粋な理性によって把握できる
気になること 時間とエネルギーはどれくらいかかるか
ものの見方 連続性のない思考
欠点 豊かな世界の存在に気づかない
成長するには なんでも積極的に参加する
心がけよう 心や体で理解する事を覚える
歪み 貪欲。出し惜しみする
美質 執着を捨てる。自然にギブ・アンド・テイクができるようになる
励みになるもの 全知-博識であること
上司になると 距離を置いて管理する。
自分より積極的な人と組む事が多い。
他者の目に映る姿 内容志向型。無表情。黙って集団の足しにたつ。
衝突のパターン つきあいにくさ。人の助けになりたい人や特別な存在になりたい人のように心につながりを求めるタイプはこのタイプを不満に思う。
アドバイス ミーティングに参加するときは、終了時間や出席者、終了後の予定を知っていると、自分の時間やエネルギーを無駄に使わずに住む。
傾向
良い面 学者肌、物知り、思考深い。危機に直面しても冷静で落ち着いている。
悪い面 プライバシーを大事にするので、人を拒絶しているように思われがち。知性を鼻にかけ、人を見下すような印象を与える。
良くも悪くもある面 歓迎しているのか、邪魔にしているのかわからないような態度をとる
安定時 強さを求め自己主張する人の肯定的な面
意思を強く持ち、もったいぶらずに人と打ち解けて素直に思った事が言える
ストレス時 楽しさを求め計画する人の否定的な面
逆に他人との接触を図る。表面は親しげだが内心は恐がっている。
6. 安全を求め慎重に行動する人
別名:あまのじゃく・監視者・騎馬警官
権威を疑え
私の周りの人物では:自分??
<概要>
逆境において強さを発揮するが、簡単に成功すると疑い深くなる。弱者のためや状況をひっくり返すためには全力で戦おうとする。命令系統のはっきりした上下関係の強い環境が働きやすい職場となる。競争的で重圧のある仕事は好まない。
<行動>
- 潜在的な難局、危険、障害などに注意が向く
- 想像がふくらんで、いらない心配までしてしまう
- 安全が何よりも気にかかる
- 疑い深くすぐ裏を考える
- 他人を簡単に信用しない。
- 人のほのめかしや心中や言外の意味を感じ取る
- 権威を疑う
- 成功について、相反する感情を持っている。たいしたことではないという気もするが、完璧に果たせなかったという気もする。
- 結果が恐くて先延ばしにしてしまうことがある
モットー 権威を疑う
基本的な考え 世界は危険に満ちている。起こりうることに備えよ
気になること 矛盾を示す証拠はないか
ものの見方 もしそうなったら?これは本当だろうか?
裏になにかあるのでは?と自分に問いかける
欠点 権威の力を過大評価する
成長するには 自分と他人を信じることを学ぶ
心がけよう 物事を確信する力を伸ばす
歪み 恐怖
美質 勇気
励みになるもの 確信
上司になると トラブル処理と障害の克服が得意
確信できる点を見つけ、疑問点を解消しようと努める
基本的に、攻撃されても意志を曲げない
転換期には力を発揮するが、平時には慎重になりすぎる
他者の目に映る姿 責任感がある。心配性。危機に敏感。
「闘争か逃走か」という面
恐怖感を表に出すこともあれば、攻撃的になることもある
衝突のパターン 積極的な人に対して苛立ちを感じる
アドバイス 難しく考えすぎないで、前向きな選択肢も視野に入れる
傾向
良い面 信頼できる人には忠実。支持してくれる人には常に誠実でいる。
味方には感謝を忘れない。自分が属する集団を守る。
悪い面 他人を厳しいめで見定める。相手の動機に疑問を呈し、怪しげな意図があるのではないかと疑うので、相手は反対尋問を受けているようなきになる。
良くも悪くもある面 口に出さない疑念があるため、矛盾した言動を見せることがある。ひとたび疑念に取り付かれると、周囲の見方がまるで変わってしまう。
安定時 平和と調和を願う人の肯定的な面へ
ほめ言葉を受け入れたり良い結果が出ると信じたり、疑念を持たずに予定を変えたりできる
ストレス時 成功を追い求める人の否定的な面へ
目の前の仕事に集中するが、心の中は恐怖でいっぱいになる
するどい分析をするのだが、警告を発することで、往々にして周囲をしらけさせてしまう。内容をうまくまとめて話したり、聞き手の心を動かしたりすることは基本的に苦手なのだ。人前で話すのになれることができない。どれだけ場数を踏んでみても、どれだけ大きな拍手を受けても、人前で話すよう頼まれると、居並ぶ敵に対面するような気分になってしまう。
7. 楽しさを計画する人
あなたは順調。私も順調。みんなそうでしょう?
私の周りの人物では:O先輩
<概要>
自分にとって世界は機会と選択肢に満ち溢れている。自分に価値があるという自信から、自分が成功する資格を備えていると思っている。可能性が見えている限り人生は万事順調である。新しいものが始まることに心を躍らせ独創的なアイデアを生み出しもするが、ひとたび計画が実行に移されて心を躍らせることのない日常業務に追われるとそれまでの興味は失われてしまう。飽きっぽい。
他の人が不可能だと思う事でも前向きに考えられる。
人生観は全てを手に入れよう。欲張り。ひとつの事に打ち込む事が苦手
<行動>
- 建設的なことや、将来の可能性に目が向く
- 楽観的で、何事にもさまざまな選択肢がみえる
- 何かに深くかかわるのが苦手だ
- 物事に制限を設けたくない
- 楽しさを求めている。人生は冒険に満ちていると思う
- なんでも経験して、大いに楽しみたい
- 多くのことに興味がある
- 活動的で、計画がたくさんあり、予定が詰まっている
- 経験は成功よりも大事だと思う
- ナルシスト的なところがあり、自分には特別な資格があるように感じる。
- 自分には魅力があり、人に好感を与えていると思う
モットー 明日は明日の風が吹く
基本的な考え 世界はさまざまな可能性に満ちている
気になる事 最良のシナリオを描くにはどうすればよいか
ものの見方 楽しい計画をいくつも抱える
欠点 現実の制限が見えない
成長するには 一つ一つの事に専念することを覚える
心がけよう 物事に集中する。極端に走らない。責任感を養う。
歪み 欲張り。あらゆるアイデアに飛びつき、なんでも経験したがる
美質 落ち着き。ひとつの事に集中する。
励みになるもの 広く浅くではなく、ひとつの分野で権威となる
上司になると 計画を案出し、その後は人任せにする。企画力には長けているがその後の実行が伴わない。守備範囲が広く、ネットワーキング、全体像の構築で力を発揮する。
他者の目に映る姿 楽しい人。楽観的。人を楽しませるのがとてもうまい。
その反面、責任感に欠け、すくに逃げる
衝突のパターン 軽々しく約束し、大げさな主張をするので、後で災いを招く
アドバイス 新しい計画を考える前に、必ず今やっている仕事を終わらせよう
傾向
良い面 平凡な人でも贅沢で華やかに見える。遊び好き。前向き、想像力が豊か、独創的。
悪い面 自分自身の楽しみや興味に没頭するので、いい加減で当てにならないと思われている。
安定時 知識を得て観察する人の肯定的な面。
休息をとり、回復するために孤独の中に引きこもる。外の刺激に乱されず、じっくり内面に向き合う。
ストレス時 完全でありたい人の否定的な面
選択肢を捨てなければならないと憤慨する。制限されそうになると批判的になり、腹を立てる
8. 強さを求め自己を主張する人
別名:大将、対決者、挑戦者
私のやり方が嫌ならやめてもらう
私の周りの人物では:社長?
<概要>
主な関心は支配にある。思ったことをはっきり口に出し、正義は勝つが最大のテーマで私の味方、私の部下を、何があっても守ろうとする。駆け引きや他人に従うことは苦手。才能のある弟が多い。一般論を嫌う。
<行動>
- 自分の周りで、誰が権力を握り、支配しているのかが気になる
- 強くなって、弱いものを守りたいと思う
- 自分の弱い部分は認めたくない
- すべてかゼロかという極端なところがあり、何事にも白黒をつけたがる
- 完璧な真実や正義を信じている
- 攻撃的、高圧的、衝動的である
- 刺激や興奮を求める
- 思ったころをそのまま口に出し、対立もいとわない
- 怒りを面に出す
モットー 苦しい顔は人には見せない
基本的な考え 強者は生き残り、弱者は淘汰される
気になる事 支配権を持っているのは誰か
ものの見方 全てかゼロか
欠点 自分の他人への影響力が自覚できない
成長するには 権力の適切な使い方を学ぶ
心がけよう 自分の弱さを恐れない
歪み 渇望(必要以上のものを求めすぎる)
美質 無邪気(他人の善意を信じる)
励みになるもの 真実
上司になると 力を持っているが、必ずしも自分の他人に対する影響力を理解しない。便りのないのは良い知らせ。うまくやっているときは何もいわれないが、進路を外れるとあれこれ注意される事になる。
部下は、保護されていると同時に、何から何まで管理されているものと思ってよい。
他者の目に映る姿 ぶっきらぼう。命令的な態度で主導権を握る。一人で部屋を埋め尽くすような存在感がある。
衝突の原因 客観的正義と自らの関心を混同することがある
アドバイス きちんと向き合うこと。
「あなたの立場は理解しています。これがあなたの主張のポイントですね。
私は同意できません。これが私の主張です。」情報を粉飾してはならない。
傾向
良い面 勇敢、不屈、公正、誠実、率直、他意がない。裏表がなく見たままの姿
同僚に自信を与える
悪い面 正義感が一歩誤ると他人の支配に向かう。威嚇的ででしゃばりな行動に出る。
安定時 人の助けになりたい人の肯定的な面
人から認めてもらいたがるようになる。同僚や従業員に対して角に防御的になる。他人に力を与え、彼らの潜在能力を引き出す事によって認められる。
ストレス時 知識を得て観察する人に向かう
引きこもるとドアの前に「起こさないでください」と大きな札をかける
9. 調和と平和を願う人
別名:調停者・仲介人・争いを避ける人
平和にいこうよ。波風立てるものじゃない。
私の周りの人物では:Y部長
<概要>
望むものは意見の一致と平和な職場である。
ある決断のよい点も悪い点も見えるからどちらか一方に肩入れできない。いったん動き出すと、能率はとても上がる。
柔らかい雰囲気で温かみがある
<行動>
- やるべきことではなく、どうでもよいことに注意が向く
- 大切でないことに、大切なことと同じくらい関心が向くことがある
- 問題のすべての側面が見える
- 争いの調停をしたり、調和をはかるのがうまく、ありすぎるほどの適応力がある。
- 相手を喜ばせようと、気遣いをする。なかなかノーと言えない。
- 違和感なく人の輪に入る。
- 気持ちのいい解決を望み、対立を避ける。
- 相反する感情を持っている
- 怒りや攻撃性は、あっても表にはほとんど出さない
- エネルギーや怒りを心の中に抱え込んでいる
モットー 波風を立てない
基本的な考え 何事にも良い面と悪い面がある
気になること 他人の優先事項
ものの見方 物事をさまざまな角度から検討する。そのため、なかなか決断できない
欠点 自分の立場
成長するには 自分のために行動する
心がけよう 自分のアイデンティティを見出し、自分自身で決断できるようにする
歪み 自分を忘れる
美質 行動
励みになるもの 無条件の援助
上司になると 意見をはかりながら、全体の合意を得ていく
あるいはマニュアルどおりの管理スタイルにもなる
他者の目に映る姿 落ち着いていて、人当たりがよく、安心できる
あるいは頑固で、ぐずぐずしている
衝突パターン 消極的な攻撃先方を採る
つまり、仕事を最後まで終わらせない
傾向
良い面 それぞれの人の要望に対応できる。歩み寄ることができ、受容性がある。
他人の中に内在する良い面を引き出すことができる
悪い面 怒りをため込む。わざと要点から外れる。他人を無視する。
すべてを同等に重要視するため、かえって相手からすると軽視されているように感じる。
良くも悪くもある面 外面的には順従で穏やかさを保っているが、内面的には機会を逸したという怒りがある。表向きは「たいした問題ではない」と思いながら、心の底では「ないがしろにされた」と感じている
安定時 成功を求める人の肯定的面
行動的になる、目的があって計画的になり、自分の選んだ道を前向きに進む
ストレス時 安全を求め慎重に行動する人の否定的な面
選択を迫られる。ストレスが弱いときには冷や汗が出て無感覚になる。 強いときは、異常なほど集中力を発揮して的確に危機に対応する