病院は専門家の集まりであり、チーム医療のためにはそれぞれの専門家を束ねる優れたマネージメントが求められる。
しかし、実際は医師、看護師、セラピスト、ソーシャルワーカーなどがそれぞれ別々に計画を立て、お互い何をやっているのかよく知らないし、関心もない。
いかに意思疎通が悪いかは、患者になればわかるだろう。(笑えない?)
チームにはマネージャーが必要だが、マネージャーに必要な特徴をグーグルが研究し発表していることをご存じだろうか。
これは、グーグルのような評価される大企業においてさえ、優れたマネジメントを行うことは難しいことを物語っている。
【優れたマネージャーの8つの習慣】
①優れたコーチであること
②ある程度はチームのメンバーに任せ、細かく管理しないこと
③部下の成功と幸せを機にかけていることを態度で示すこと
④生産的で成果志向であること
⑤コミュニケーションをよくとり、チームの意見に耳を傾けること
⑥部下のキャリア開発を支援すること
⑦チームのための明確なビジョンと戦略を持っていること
⑧チームにアドバイスできる重要な技術的スキルを持っていること
企業ビジネスにおけるチームと病院におけるチーム医療は違うだろうか?
基本的には異なる人間が力を合わせチームとして関り、成果を出すことにおいてなにもかわらない。医療における問題はだれがチームのリーダーであり、マネージャーであるかすら決まっていないことだ、と私は思っている。
現場におけるマネージャーは医師に求められることが多いが、必ずしもその必要はない。特にリハビリテーションにおいては。
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